古くなった実家を存続させるために

たつの市の古くからの民家が残る地区にY様のご実家はあります。
現在は神戸市六甲の方へ住まいを構えられていることもあって、誰も住まわれなくなったご実家は、何年かそのままの状態が続いていたそうです。
築130年の古民家です。当然、傷みも多く、そのままでは住むことはできなかったそうです。
「いっそ取り壊してしまおうか...」といろいろと悩まれていたそうですが、やはり麹作りを生業としていた先祖が、代々大切に守ってきた家をやすやすと取り壊すわけにはいかないと、一大決心。
古くなった荷物を整理して、家族や子ども、孫たちのセカンドハウスとしてよみがえらせようと決意をされたそうです。

地元企業ヤマヒロとの出会い

神戸市に住んでいればリフォーム会社はたくさんあります。
どこにしようか悩まれていた時、ちょうどご実家のポストに入っていたのが、ヤマヒロのリフォーム完成見学会のチラシ。
これを見てくださったご主人が、「やっぱり地元の会社が信頼できるだろう」と、ヤマヒロをご指名くださったのでした。
Y様は手先が器用な方で、お孫さんには、手作りでお人形の家を作ってしまうような方です。
当社の図面を見ながら、実際の完成図を段ボールで制作してくださっていたとか。
リフォームへの情熱と期待感どおり、積極的に現場も見に来てくださり、当社のスタッフとも楽しく、ときに思いを語り合いながら、見守ってくださいました。

住みやすく快適にリフォーム

古民家らしい和の雰囲気は大切に、モダンな空間づくりをしたリビング。昔ながらの梁はそのまま残した、吹きぬけの天井が印象的です。
またキッチンやバス、洗面なども快適に過ごせるように、フルリフォームされました。
8LDKと部屋数も多く、まるでお宿のような雰囲気に。「桜の季節には、会社の友達を招いて、泊りで酒盛りでもするかな」と、奥さまと笑うY様。奥さまとウィークエンドをのんびり暮らしたり、お子様のご家族と一緒に涼しい夏を過ごしたりと、新しいYファミリーの思い出が生まれる憩いと集いの場所に生まれ変わりました。
先祖の思いも大切に、受け継ぐ子孫には夢のある場所にと、Y様のやさしい思いがこもった家作りです。