お客様の声

たつの市 S様

たつの市 S様
たつの市らしさにこだわったバリアフリーの家
「温かく暮らしやすい家」と機能性の充実を掲げながらも、たつの市らしい情緒を大切にしたS様。
たつの市を代表する童謡「赤とんぼ」をデザインに取り入れた、遊び心のある仕上がりになりました。
介護が必要なお父様のためにバリアフリーで全面リフォーム。家族がゆっくりとくつろげる現代仕様の町屋が完成しました。


入院している父への贈り物に

お母さまが亡くなられ、お父様と同居することになったのをきっかけにリフォームを考えられたS様。
知り合いの方から、ヤマヒロをご紹介いただき、リフォームをお任せいただくことになりました。
当時、お父様は入院中でしたので、お帰りになるまでには完成させたいとのリクエストのなかで、工事は始まりました。
古くからの民家が多く残り、景観を大切にしている地区でしたので、表通りの雰囲気はそのままに、寒い家を温かく住みやすく、足が不自由なお父様もできるだけご自分で動けるようにしてほしいとのオーダーで、大部分をヤマヒロにおまかせいただきました。

まずは機能性を追求してバリアフリーに

S家は昔ながらの町屋作りだったため、日中でも暗く、冬になると室内でも寒かったそうです。
今回のリフォームでは太陽光も入るように、また保温性という機能面での充実を図りながら、ヤマヒロが大切にする天然木の無垢材をふんだんに使い、温もりを創りだしました。奥さまも「新建材にはない、温かみに包まれているようですね」とお話してくださいました。
また今までは急な階段を気を使いながら使われていたのを、思い切って階段の向きを反対にして傾斜を緩やかにしたり、お父様が動きやすいようにリビングの床をあげて掘りごたつにしたり、現場の職人から出た大胆なアイデアも積極的に採用してくださいました。
信頼してお任せいただいていることが、現場スタッフの励みになり、気持ちをひとつに完成へ向かうことができました。
キッチンも収納を増やし、カウンターをつけたことで、朝食はカウンターで、夕食はリビングの掘りごたつでと、生活にリズムが生まれたそうです。

たつの市を代表する「赤とんぼ」をデザインに

たつの市は童謡「赤とんぼ」の作者である、三木露風の生誕地として有名です。赤とんぼといえばたつの市と、市民も愛しているモチーフです。
S様から「赤とんぼ」をあしらいたいというリクエストを受けて、ヤマヒロのスタッフがデザインし、玄関に意匠を凝らしました。
もうひとつの「赤とんぼ」はS様がリフォームを記念して作られた、リビングの壁にかけられている無垢材の書。
「赤とんぼ」の詩を知り合いの書家がしたためてくれたという、ふるさとの情緒が感じられる作品です。最初はバスやトイレのバリアフリーを考えていたリフォームが、結果として暮らしやすく温かみのあるお宅に全体が生まれ変わったS邸。
病院から戻られたお父様も大変喜んでくださったそうです。お父様との同居に際して、親孝行の贈り物になったのではないでしょうか。